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雨が止んだ日

5/8金曜日は、休暇を貰ってオフだった。この機会に平日の用事を済ませておこうと、雨の中役所や銀行を巡り歩いた。 用事が一通り済んでから、中央線に乗って都心を目指した。以前に紹介した村松葉子さんが、北青山のMAYA2というギャラリーの企画展示に参加…

桜について

先週の土曜日に、高校の同級生と一緒に都内をさまよい歩いた。道中、満開を迎えていた桜の写真を何枚か撮った。

ホンマアキコさん個展「フラウア・チルドレン」

先週の日曜日に、ホンマアキコさんの個展「フラウア・チルドレン」を観に行った。場所は、お馴染みの吉祥寺イルカッフェだ。

青空文庫的思いつき

先日行われた森岡書店の朗読会で、久坂葉子の詩に触れた。 で、久坂葉子の作品がいま書籍で読めるかどうかAmazonで探してみたのだけど……

笠原弘子さんはちみつライブ

バレンタインデーだった。 美青年のもとき先生にギターのレッスンを受けた後、美青年のギタリスト松野さんが参加する笠原弘子さんはちみつライブに、エキセントリックな美青年のハッちゃん(髪三色)と共に出掛けた。松野さんにはバレンタインの差し入れでお…

本の価値を知らない古本屋

そろそろ僕も水村美苗を読まなければ……と思って「私小説」「本格小説」「日本語が滅びるとき」を書店で買い求めた。「本格小説」「日本語が滅びるとき」はAmazonで簡単に見つかったので注文した。が、「私小説」だけは変なプレミアが付いた古本しかなくて、…

従兄弟たち

未明に降った雨が早朝の空気を湿らせていた。重苦しく明け始めた空の下を僕は駅に向かって歩いた。路面から立ち上る湿気の中で、ふと、牛舎の臭いがしたように思った。当然それは錯覚だったけれど、十年ほど前の夏、こんな早朝の曇り空の下、強い臭いに包ま…

ギター発表会

クラシックギターをもう二年も習っている。だけど全然うまくなれない。でも、いつかは人前でちゃんと弾けるくらいになりたい。そういうわけで、ギターの先生から内輪の発表会に誘われた時にはなるべく参加するようにしている。

三つの判断

山田正紀の「神狩り」という小説を一日で読んだ。先生が好きそうな小説だと思った。《神》が記した未知の言語を、様々な妨害を乗り越えつつ解読していくという話だ。緊張感に満ちたサスペンスであり、登場人物が謎に肉薄していく姿には胸を揺さぶられる。 今…

野地裏ライブ

渋谷のeggmanというライブハウスで「野地裏」というバンドのライブがあった。高校の同級生であるハッちゃん(頭髪が三色)と一緒に聴きに行った。

謹賀新年

今年はホンマアキコさんとの合作。 かなり勝手に改悪したので怒られないかとビクビクしてます(笑)。 何はともあれ、今年も宜しくお願い致します。

やはり理由も無く悲しい

悲しい気持ちはだいぶ落ち着いてきたと思ったけれど、休みに入ったとたんに復活してしまった……。 風邪を引いたときのくしゃみや咳のように、道を歩いているとふと悲しくなって泣きたくなる。 この悲しみはどこから来るのだろうか。確かに実家のことや友人関…

悲しい気持ちの続き

今日になって悲しい気持ちはほとんどなくなったけれど、まだ時折胸にじわりと込み上げるものがある。 不思議な事に、人と話していたり仕事をしている時ではなくて、一人で静かにしているときに起きる。 うつ病や神経症関連の症状を調べてみたけれど、症状が…

悲しい気持ち

午後、昼食を摂るために外に出たとき、悲しい気持ちに襲われた。 未知の臓器が胸の中心にあって、それが震え出すような感じだった。身体の輪郭がぶれて重くなり、目に涙が少し溜まった。 僕はなんて不器用な人間なのだろう、と思った。忘年会が続いていて、…

頂き物

風の子さんから頂いたお菓子をルピシエのアールグレイ・ダージリンと一緒においしくいただいた。 オーガニック・ベジタブル・フルーツとある通りの、素朴な味わいのあるお菓子だった。 風の子さんどうもありがとう! 読んでいる本は「ゲーデル,エッシャー,…

森岡書店朗読会

茅場町の森岡書店で朗読会があった。 森岡書店では、絵や写真の展示会と、それに合わせた岡安圭子さんによる文章の朗読という企画をずっと続けている。今回は画家・齋藤周さんの個展「ほのかなあかりが」と、それに合わせた柏木麻里さんの詩作品の朗読だった…

恋をしていた頃

以前暮らしていた街を久しぶりに訪れた。そこは本当に東京の真ん中で、大使館や国の機関がたくさんあるところだ。空にはビルや高速道路のジャンクションがひしめいている。 ここに住んでいた頃は、ジーンズを履いて、パーカーを着て、ガラス張りのブランド店…

命に関わる問題

知人の風の子さんが、可愛らしい女の子を出産された。(まだ写真は見せてもらってないけど。かわいいとは本人談(笑)) 恋愛は命に関わる問題なんだなあ、と改めて思ってしまった。 知り合いが結婚したり出産したりすると、こんな僕でもやはり家族を持ちた…

謙虚になりたい

今は謹慎中だけれど、こちらには少し日記を書くことにした。アクセスを見る限り2〜3人しか見てないみたいだし。一度書く習慣を付けてしまった身には、書かないでいることがなかなか辛い。独り言でも良いから書いておきたい。 ある人とトラブルを起こした件に…

夏目坂

通勤電車が早稲田で止まった。時間調整に定評のある東西線だ。僕は即座に駅を出て、隣にある都営大江戸線の牛込柳町駅を目指した。 都心の夏の朝だった。眩しい光が家並みの濃い影をくり抜いていた。額に汗がにじむ。同じように別の駅を目指して歩く人々が狭…

7/4中(三)

七月四日 昼〜 僕はやはり車椅子で押されていった。 (外見上)健康そうな普段着の青年が若い女性の看護師に運ばれている、という図式はやはり後ろめたかった。しかし今は実際歩くと辛いので、甘えてしまって良いのだと考える事にした。 朝からずっと僕を運…

7/4前(二)

七月四日 朝〜 朝早くに目が覚めた。自分がちゃんと生きていることに安堵した。寝汗をびっしょりと掻いていて、シャツや毛布が身体に張り付いていた。胸の痛みは昨夜に比べると少しやわらいでいたけれど、身体を起こすとすぐに元通りになった。喉が痛い。息…

7/3(一)

七月三日 十八時三十分〜 トラブルの対応も一段落していて、落ち着いた気分で帰れそうだった。定時に僕は席を立ち、パソコンの電源を落として大きく伸びをした。 鞄を手に取ったとき、左胸にかすかな痛みが生じているのに気付いた。心臓よりやや上の肋骨の隙…

日記

猛暑の最中、新調したシアサッカーのジャケットを着て出掛ける。ちゃんとしたジャケットなので当然長袖だ。Tシャツ一枚でいるよりは暑いけれど、少しでも風があれば割と涼しい。見た目も涼しげ。体型が貧弱でTシャツとか似合わない僕にはなかなか良いアイテ…

7/2(序)

七月二日 夜 仕事帰りに高円寺で途中下車して、黒赤ちゃんのライブを観に行った。 ちょうどギター担当の乾さんの誕生日で、ライブも黒赤ちゃん主催の誕生祭という趣旨だった。 仕事のトラブルのせいで会社を出るのが予定より遅れてしまった。それで、開演か…

秋葉原の事件についてドストエフスキー過剰引用

「ぼくがきみの家へ行ったのは、その連中の一人――ある将校をぶんなぐってやろうと思ってだったんだ。ところが、相手が見つからなくて、しくじっちまった。それでだれかにそのむしゃくしゃを持っていって、腹いせをしなくちゃならなかった。そこへきみが現わ…

秋葉原の事件について

今日は仕事を早く上がれたので、東京駅まで歩いた。7時になってもまだ空が青い事に驚いた。ガード下のビビンパ店でキムチ石焼ビビンパを食べているうちに、日は急速に落ちた。新丸ビルの中にある行きつけの服屋に寄って、それから東京駅で中央線に乗った。 …

中野・神保町・牛込柳町・大久保・中野

知り合いの画家さんと会う約束をしていた。僕は何故かペンタブレット(パソコンで絵を描くための、ペンと画板のような道具)を持っていて、もうほとんど使っていないので画家さんにあげてしまおうと思ったのだった。 中野で待ち合わせて、近所のイタリアン・…

メモ

「ホテル・ニューハンプシャー」読破。 現代を舞台にした神話だと思った。おとぎ話に特有の予言や奇妙なロジックが家族を襲い、揺り動かしていく。人間の家族の物語であると同時に、神々の演じる神話でもある。 もっと神話を勉強したいと思った。僕たちの物…

トリックスター

知らぬ間に僕は叙任されていたらしい。叙任式をいつ通り過ぎたのか、僕はまったく覚えていない。それは、森の中で巨木に囲まれて、自転車の小ささに気付いた時だったのだろうか。あるいは島の海岸で、暗闇のなかに立って太平洋からやってくる雲を迎えた時だ…