2009-01-01から1年間の記事一覧

青空文庫的思いつき

先日行われた森岡書店の朗読会で、久坂葉子の詩に触れた。 で、久坂葉子の作品がいま書籍で読めるかどうかAmazonで探してみたのだけど……

水村美苗「私小説」感想

美苗は、幼い頃にアメリカ東海岸に移住した。愛する日本と日本語から遠く離れたまま、外国人と英語に囲まれた生活をずっと送り続けることになる。 やがて二十年が過ぎ、ついには若くない孤独な大学院生に成り果てる。そして、日本語の小説を書くという決心を…

笠原弘子さんはちみつライブ

バレンタインデーだった。 美青年のもとき先生にギターのレッスンを受けた後、美青年のギタリスト松野さんが参加する笠原弘子さんはちみつライブに、エキセントリックな美青年のハッちゃん(髪三色)と共に出掛けた。松野さんにはバレンタインの差し入れでお…

本の価値を知らない古本屋

そろそろ僕も水村美苗を読まなければ……と思って「私小説」「本格小説」「日本語が滅びるとき」を書店で買い求めた。「本格小説」「日本語が滅びるとき」はAmazonで簡単に見つかったので注文した。が、「私小説」だけは変なプレミアが付いた古本しかなくて、…

ディアスポラ

ディアスポラというぶっ飛んだハードSF小説をこのまえ読んだ。夢中になって読んだ。 どんな話かと言えば――(ネタバレ注意)

従兄弟たち

未明に降った雨が早朝の空気を湿らせていた。重苦しく明け始めた空の下を僕は駅に向かって歩いた。路面から立ち上る湿気の中で、ふと、牛舎の臭いがしたように思った。当然それは錯覚だったけれど、十年ほど前の夏、こんな早朝の曇り空の下、強い臭いに包ま…

ギター発表会

クラシックギターをもう二年も習っている。だけど全然うまくなれない。でも、いつかは人前でちゃんと弾けるくらいになりたい。そういうわけで、ギターの先生から内輪の発表会に誘われた時にはなるべく参加するようにしている。

三つの判断

山田正紀の「神狩り」という小説を一日で読んだ。先生が好きそうな小説だと思った。《神》が記した未知の言語を、様々な妨害を乗り越えつつ解読していくという話だ。緊張感に満ちたサスペンスであり、登場人物が謎に肉薄していく姿には胸を揺さぶられる。 今…

野地裏ライブ

渋谷のeggmanというライブハウスで「野地裏」というバンドのライブがあった。高校の同級生であるハッちゃん(頭髪が三色)と一緒に聴きに行った。

謹賀新年

今年はホンマアキコさんとの合作。 かなり勝手に改悪したので怒られないかとビクビクしてます(笑)。 何はともあれ、今年も宜しくお願い致します。